じゃかじゃかと音楽をかけている。

今は良元優作さん、大石みつのんさんをよく聴いている。

お二人とも、ナオユキさんに教えてもらった方。

とっても良い。

ううーと気分が落ちていると、ストーンズのライブなどを爆音で聴いたり。

クラシックをドドンと掛けていたり。

ちょっと、いろいろ忘れられるのだ。

あんまりにも音の中に没入して、時間がえらい経ってしまうこともあるので気をつけなければいけないんだけれども。

心をトーンと遠くへ飛ばしてくれる音楽に、感謝。

思えば、このコロナ禍の初期、店が異様な静けさをまとい始めた頃、ずっと大音量でマーラーばっかり聴いていた。

家でも、ずっと。

あれは、一体なんだったんだろう。

別館を閉める決断をする頃も相当追い込まれていた気がしたが。

あのとき、子どもが生まれる間際だったし、経営の失敗で単純にお金の問題だから、まだ余裕があったのかもしれない。

なんか、今思い出しても、2020年の3月から4月のアタマは、ちょっとオイラはおかしかったなあ。

経験したことのない、訳の分からない不安に心を侵食されていた。

それはやっぱり現実に。

世の中とんでもないことになってしまった。

でも、なんか、今の方が吹っ切れているや。

生きている限り、きっと色んなことがある。

でも、そんなときに、ふわっと幸せな気持ちにしてくれる音楽に、感謝だなあ。

素晴らしい曲を作る音楽家に、その才能に、感謝。

そしてなにより、音楽が好きで良かった。