2020/11/09 11:32

久しぶりのナオユキさんワンマン。

去年、良元優作さんとライヴをしてくださって以来。
秋の夕暮れに、なんともいえない贅沢な時間を味わえました。

ナオユキさんは常に闘っている。
お客さんと戦い。
会場と戦い。
共演者とも戦い。
そして、自分のネタとも戦っている。
だからこそ、ものすごい斬れ味を持っているんだと思う。

昨日なんて、本当に。
これまではご自身のネタを時間いっぱい隙間なく詰めていき、グルーヴを会場に生み出していくスタイルだった。
聴くたびに変わる、ネタを繰り出す「間」。
その構成。
それが一度として同じ日はなくって。
だから、毎日でも聴けるステージだったのだ。

現に、
「いったい何度聴いてるのよ、、」
っていうオイラもいつだってゲラゲラ。

会によっては、演者さんと会場にエンジンを掛けるために「あはは!あはは!」と笑うことがあるけれど。
ナオユキさんに関しては、これまでに一度もないんだよなあ。
意識して笑おうなんて思う隙もなく、笑わせてくれるから。

この前、稲荷町「一番太鼓」でのライブで、ゆっくりと自分語りのような時間を作られていた。
聴きながら、
「うわあ、ステージが変質してきたなあ(⌒∇⌒)」
と、わくわくした。
もともと、一緒にお酒を飲んだりした時のとんでもない面白エピソードを、鉄板のネタとして表に出したらどうなるんだろう、、とこれまでずっと思っていた。

その昔、ウチでの会の後、近所の居酒屋でお酒を飲んだことがあった。
個室のようなところだったのだけれど、ナオユキさんの話すことが面白くて面白くて。
そこのお店の子が、こっそり部屋の扉のところに張り付いて「クック、クック」笑って聴いていた。
昨日のような日曜の夜だった。
店は暇なんだけど、仕事中に聞き漏らしたくない!ってお店の子が思ってしまう抱腹絶倒の話なんだもん。
ナオユキさんとお酒飲むと、笑い過ぎて声がガラガラになる。
思えばいつもそうだった。
おなかが筋肉痛になるんだもん。
凄いよなあ。

昨日のステージは、そのフリースタイルというか自分語りというか、ナオユキさんが切り取る人間模様を存分に。
楽しかったあ、、。

あー、まだまだ進化していくんだなあ、、。
すごい、すごい。
東京の寄席ではもはや欠かせない人になっている。
そりゃそうだ。
10分やそこらの持ち時間で、会場をひっくり返すのなんて訳ないんだモン。
かっこいいなあ。

いやー、、。
痺れた夜。
冬の入り口に、とっても良いものが聴けて幸せ。
また、すぐに来ていただきたいー!

ナオユキさん、そしてお客さんに感謝感謝。

しかし、残念なのが仕込んだおつまみ盛り合わせがひとつしか出なかった、、。
ライブ聴きながらでも食べられるように、フィンガーフードに特化して作ったのだが、当日仕事がわんさかあってバタバタに。
カミさんが受付を手伝いに来てくれたから良かったものの、食べ物の宣伝はまったく出来なかった、、。
わーん、わーん、、(T-T)
自信作だったのにナア。
えーんえーん。(T_T)