2020/11/25 14:13

今日は渋谷のさくらホールで、立川かしめさんの二ツ目昇進お披露目があります。

それに行くので、夜は休みます、すみません。

コロナでなければ、大っぴらに休むことはできなかったと思うので。
まあ、どんなことも善しあしだなあと思います。

心がざわざわし始めると、今年起こった良い事と悪い事とを書き出しています。
悪い事ばっかりなんだけれど、良い事の密度もすごい。
素晴らしい。
もがもが、もがいていながら、一所懸命なんだかんだ生きている。
せっかく、人の世に生まれたんだから、人に助けてもらえている人生はとても良いと思う。
(甘えて迷惑ばっかり掛けてもいるので、周りの人には本当にスミマセン、、(´;ω;`)反省しています。でも、良い人生です。ありがとうございます。お返しがんばります。)

さてさて、かしめさんのお披露目。
ホントは春先にやる予定が伸びてしまい、今日に。
春にやったのは国立で、無観客だった。
今晩の、お客さん入れての開催は格別だと思います。
まあ、春もすごかったんだけどね。
「遊雀・兼好・一之輔」の並ぶお祝いって、ナア。
すごいすごい。
頑張っていて、嬉しいな。
書いていて、涙が出てくるなあ。

出会った頃からの時間が濃くて。
いろいろ思い出すと、止まらない。
みんなにかわいがられていて、とても嬉しい。
しんどい世界だけれど、続けていてえらい。
いろいろ、思う。
普通ではない世界を教えてしまい、彼の人生の歯車が狂ってしまっていたらどうしよう、、と何度も思った。
人生には、良い出会いも悪い出会いもあるから‥。
オイラと会ったことが、彼にとって悪い出会いだったらどうしよう、、。
ホンのちょっとのことで、人生はゴロゴロ転がってしまう。
結構考えることがあった。

ちょっと前。
ふたりでいるときに、聞いてみた。
恐る恐る、聞いてみた。
「この世界に入って、失敗したなあ、、とかは思わないかい?」
、と。
でも、かしめちゃんはちょっと考えて、
「いや、そんなことは思いませんねえ。サラリーマンでいた時よりも、楽しいですし。大変は大変ですけれど。落語家になって良かったなあと思います」
と、答えてくれた。

ほっ。
「うんうん、そっかあ、、」
なんて返事したんだけど、ホントは涙が出てきそうだったんだ、嬉しくて。
良かったあ、、って。

まだまだ続く人生だから、これからどうなるかは誰にも分からない。。
でも、今この時だけでも、「楽しい」と言えるなら、良いかなあ。

こしら師匠にも本当に感謝。
ウチと深く関わっている子というだけでも、正直取りづらかったハズ。
それでも、今もそばに置いていてくれる。
師匠にある程度自由に育ててもらっていることも、かしめちゃんにとっては良い事だと、しみじみ思う。
師匠との出会いも、大きな大きな財産だよね。

人として、かわいがられる子だから。
良い出会いを引き込むチカラがあるんだろなあ。
これからも、どんどんそのチカラで縁を掴んでいくんだよー!


写真は5年前。
ウチで「こしら・松之丞 ふたり会」で前座として上がった時のもの。
落語家としてウチに出演したのは初めての記念すべき会。
松之丞さん(今の伯山先生)と一緒だったんだよなあ。
贅沢だなあ(⌒∇⌒)
まだ、名前も仮面女子だったよね。
懐かしい。

オイラの持っている写真を検索すると、「木村勇貴」のものがほとんどだったけれど。
「立川かしめ」の写真のが多くなってきた。
うん、よいことだ。
とても嬉しいナ。
さあ、夜が楽しみー。

雨でランチがボロボロだったから、悲しいけれど。わーん。
楽しむんだー。