保育園に子供を送っているときのこと。

保育園隣の会社が健康診断を年に一度やっていて。

競輪の補助事業で作られた検診車が道路に停まる。

ばーっと色とりどりの帽子をかぶった競輪自転車のかわいいイラストが描いてある大きな検診車。

それを見るの、ウチのボウズは毎年楽しみにしている。

「あー！パパ！自転車のバスだー！またいるよー！」

遠くから見えて、「あ！」とは思ったものの。

その日はもたもたして家を出るのが遅れているからスルーしたかった。

でも、毎年のことだしなあ、、。

楽しみにしているもんなあ。

「もー、、」

なんて思いつつ。

「もう、時間遅いから、見るのはちょっとだけね！先生に怒られるからね！今日は月曜だからお昼寝用のお布団もパパやらなきゃいけないから忙しいんだよー」

なんて言って。

二人手をつないで見に行ったら、向こうからベビーカーを押した男性が

「ああ！だんさん！！」

と声をかけてきた。

「あ、あれ！？どうしたんですか、こんなところで！！ええ！びっくり！」

店のすぐそばにお住まいだったお兄さん。

ウチにもちょこちょこいらしてたのだが、最近とんといらっしゃらなくなって。

引っ越しされたのかなーなんて思ってた。

ほんと、なんとなーく、先週くらいに、ぽわぽわと思い出していたんだ、、。

いやー、びっくり。

嬉しい再会。

朝から子供とぴーぴー言い争いとかしていたのがウソみたいに元気になれた。

しばらく会わないうちに、お互いに人生いろいろあったけれど、、。

なんとか今、こうして生きていて。

明るい笑顔で会えてホント嬉しかった。

「嬉しいナア、嬉しいナア」

なんて言うオイラに

「パパ、よかったね！」

なんて子どもも。

まあ、君のおかげです(⌒∇⌒)

お子さん連れて、病院の帰りだったそう。

通っている小児科はウチの子と一緒だ。

いやいや、、すごい偶然で出会えるのね。

驚いたなあ。

ウチの子が「検診車を見に行く」って言わなければ出会えなかった。

そもそも、もたもたして家を出るのが遅くなかったら出会えなかった。

ほんと、いろいろな偶然で人生は構成されてんだよなあ。

すべて紙一重。

良いものも、悪いものももちろんあるけれどさ。

保育園へと急ぐ道すがら

「待っていたってさ、もちろんいろんな偶然は訪れるんだけれど。ちょっとでも動いた方がそのチャンスは絶対に広がるからね。だから、絶えず動くんですよ。」

「ウンウン。」

毎日、教えて、毎日、教えられ。

がちゃがちゃしながら楽しく過ごしています。

あー、しんどいけれど、頑張ろう。

うおー。

嬉しい偶然は、気持ちをぐっとあげてくれるナア。

さ、今日は月曜日みたいな心持ちだが、水曜日。

久しぶりのイベントがある日なので、わくわく。

忙しいけど、楽しみながら、やろう。