2021/04/19 11:37
プログラム抜粋
本日はゆにおん食堂落語会「林家染二inゆにおん食堂」へお越しいただき、まことにありがとうございます!延期を経て、ようやく会を開催出来て幸せです。今日も、このような情勢のなかお集りいただいたお客さまに、心から感謝です。
染二師匠が「ゆにおん」にいらっしゃるのは今日で7回目。前回は談慶師匠との会で、その時から3年もの月日が経っております。時間が空いてしまいましたが、その間にコロナウイルスなんて厄介なものが広まってしまい、、。世の中バッタバタに。師匠の内幸町での東京公演も中止・延期が余儀なくされてしまいましたよね。ウチも例に漏れず、いろんな会が中止。いつ収まるかも分からない状態で、延期すら出来ず、、。そもそも、落語会どころか通常の営業が出来ない状態ですからね。しんどいしんどい状況です。
今日はいろんなモヤモヤを忘れて染二師匠の落語を楽しみましょうね!(⌒∇⌒)
いつもプログラムに書いていますが、染二師匠との出会いは大阪旅行に出かけた時に、天満天神繁昌亭になんとなく寄ったのが最初でした。たまたま夜席で染二師匠の独演会が開催されていて、観に出かけたら「ビリビリ!!」と心に電流が走ったんです。
「なんだこりゃ!!すごい!!大阪、とんでもない落語家がいるなあ!!」
まだ、落語の「ら」の字も分かっていなかった私は不躾にも師匠にファンレターを送り、ご出演の依頼までするっていう失礼さ。(もし、ウチの子どもが同じことをしたら叱り倒します(T_T)、、ホントに師匠あの時は失礼いたしました、、。)
でも、やさしい師匠はすぐにお返事をくださり、「ぜひぜひ、寄せてください」と。もー、夢みたいな話です。10年も前なんです、月日の経つのの早いことったら。しかし、若さって恐ろしい。でも、そんな無鉄砲さから、林家染二師匠がこのちっぽけな「ゆにおん食堂」へいらっしゃるなんて奇跡が生まれたわけです。今日いらしたお客さまも幸せです。こんな近距離で師匠を聴けるんですもの!若く愚かだった私の、大きな手柄です。へへ。
師匠の会は今回で7回目になります。いつもチカラ一杯の高座を観せて下さる師匠。初めて聴くネタに驚き、聴きなれた噺にも新しい魅力を吹き込まれ、いつもたまらない体験をさせてくださいます。私は聴くたびにアタマの中の落語に対する考え方が更新されていきます。そもそも、基本的な力量が染二師匠の場合違うので、噺が活き活き輝き出してくるんですよね。だから、噺自体が喜んでいる気がします。昨年、文化庁芸術祭大衆芸能部門・大賞受賞。「大賞」です!すごい!でも、当たり前です、染二師匠なら(⌒∇⌒)。これからのご活躍がますます楽しみ。
今日は師匠からネタを出していただいて、「八五郎坊主」、「蔵丁稚」、「らくだ」の3席。どれもこれも師匠のお手にかかるとどのような噺になるのやら、わくわくしますねえ。
駄文を最後までお読みいただき、まことにありがとうございます。不安だらけの世の中ですが、今日だけでも皆さんに素敵な思い出が残る夜になりますように。