ふー、、。

再三の困難ですが、補償も減り、申請してもお金はちっとも下りてこず。

もー、頭が疲れちゃって。

「ムキー！」なんて破れかぶれになりがちですが。

そんな時に、やっぱり落語が助けてくれました。

昨日は「一朝・正朝　兄弟会」

ホントに素晴らしい会をさせて頂いています。

5回目なんですね。

こんなこともあるかも、と思って少し早い17時開演にしていたので、開催出来ました。

一朝　　「たがや」

正朝　　「明烏」

　　仲入り

正朝　　「普段の袴」　

一朝　　「もう半分」

なんか、言葉を話すだけなのに、なぜこんなに心を揺さぶってくるのか、、。

この会はいつもそう思います。

じーっと、お二人を観てしまうんです。

「どうなってるんだろう、、」と。

お二人の言葉がまるっきり魔法みたいで、、。

考えてみれば、一朝師匠は50年以上。

正朝師匠も50年近く、落語の世界で生きてきて、いまだに第一線で活躍されている方。

その50年の研鑚の尊いひとしずくを味わっているんだと思うと、たまらなく贅沢な時間ですよね。

ウチなんてマイクもいらない小さなところ。

地声だからできる細かい表現の粋。

また、そこに集まるお客さんが素晴らしく。

演者さん皆さん、良い空気で力いっぱいやって下さっています。

そりゃ、変な会になる訳がない。

昨日も素晴らしかった、、。

体に、心に、ズシンと残るたまらない時間を過ごせました。

なんだか、毎日いろんなストレスでおかしくなっていたんですが、昨日はあまりの素晴らしさに心の中の澱がなくなって。

すっきり幸せな気持ちになりました。

「いやあ、映画ってホントいいモンですね。」

往年の金曜ロードショーにて水野晴郎さんが毎週言ってた言葉。

「いやあ、落語ってホントいいモンですね。」

昨日、しみじみ思ったなあ。

落語に限らず、すべての芸術に感謝を。

表現者に、感謝を。

もー、お返ししなきゃいけない人がたくさん。

頑張らなくちゃ！

芸術は不要不急じゃあねえよ。

いま、みんながヒドイ目にあっていて、悲しい。

以前、文楽を潰しにかかった橋下にもホント驚いたけれど。

権力握るやつの目には何が見えているんだろうなあ、、。

昨日感じたような素敵な瞬間が、まったくない人生なのかなあ、、。

わっかんねえなあ、、。

良いものを観て感動できる心を、死ぬまで持っていたい。

芸術の与えてくれるチカラは、いつもオイラを助けてくれる。