2021/09/01 11:25

大騒ぎになった愛知県でのヒップホップイベント。

「なにやってんだ、コレ、、」
と、口あんぐりでしたが。

自分が一番、
「なんだこれ、、」
と思ったのが、お客さんが帰った後、足の踏み場もないほどゴミで汚されている会場の写真でした。

1998年。
フランスで行われたサッカーのワールドカップ。
若い私は現地に観に出かけました。
フランス中がお祭り騒ぎになっていて、ものすごいカルチャーショックで。
その前の年にフランスへ旅行に出かけていたんですが、その時点での現地の様子は醒めたもので。
「この国は、政治とかのデモでは盛り上がるけれど、スポーツではねえ。そんなに盛り上がらんでしょう。」
なんて感じ。
やっぱりフランス人ってドライなんだなあ、、なんて思った。
でも、その翌年のワールドカップ。
ふたを開けてみたらどこの都市も大騒ぎになっていて。
びっくり、びっくり。

そんな熱狂のフランスでは、テレビを観ていると、もちろんワールドカップ一色。
その中でも、初出場の日本代表、そしてそのサポーターのことをたくさん放送していました。
みんなが映していたのは、試合終了後にゴミ袋に会場のごみを入れて持って帰るサポーターのマナーの素晴らしさでした。

サッカーといえば、フーリガンの問題などで知られていて。
会場を壊したり、乱闘したり、そんなのばっかり。
行儀よく観戦しているファンが霞んでしまうほど。
フランスでも、警官がとんでもない数出ていて、会場は基本ピリピリしていました。
あれはまだ、アメリカでの同時多発テロの前だったけれど、荷物チェックとかも厳しかったもんなあ。
みんな、世界中からならず者のファンが集まるんじゃないか、、と心配していた。
でも、そんな野蛮なイメージとは対極にあったのが日本のサポーターの行動。
「素晴らしい、素晴らしい」と大評判になっていたんです。

フランスに行くまでは
「日本から何しにきやがったんだ!弱いくせに!」
など罵声浴びせられたりするかな、、なんてちょっと構えていましたが。
そのサポーターの姿勢を見て、フランスはもちろん、世界中のファンの態度がガラリと変わりました。
スタジアムで会っても、にこやかに話しかけてくれ。
お店でごはんを食べていると、ワインをご馳走してくれたり。
色々な言葉で話しかけられるから、なにを言っているか正確には分からないんですが、みんなの雰囲気で

「君たちは素晴らしいな。日本も勝てるといいな!」

そんな、好意的なものしかなかったです。
スタジアムに行くときにも、走っている車がわざわざ停まって
「ジャポン!ジャポン!アレー、ジャポン!」
なんて言ってくれたり。
ほんと、マナーの良いサポーターのおかげでめちゃくちゃ居心地よく過ごせたんです。
その時間は、私にとって宝物。

それ以降、国際試合の舞台では、いつだってみんなが頑張って行動していた。
それを真似する他の国のサポーターも現れたり、とても良い循環になっていたと思います。
サッカーだけでなく、野球だってなんだって、みんながしっかりやっていたと思う。
選手たちだって、負けた後もロッカーをきれいにして帰ったり、いろいろしていた。
それがとても誇らしかった。

それがさ、、。
なんなの、、。
バッカじゃねえの?
なんか、心底、「あーあー」って思ってしまった。
音楽が好きで、みんなで歌ったり踊ったりするのが好きで、基本集まってるんでしょう。
ちゃんと、しろよな。
ホント、つまんない事すんなって。

イベント自体を叩くだけ叩くと、きちんと参加していた人たちに申し訳ないよね。
行ってビックリだった人はたくさんいるはず。
悔しいだろなあ、、。

だから、出てる人間も、主催の人間も。
アタマどーなってんだって。
みんな、アンタたちのせいだよ。
悲しいね。

難しいかもしれないけれど、コロナのクラスターなど発生していませんように。
自己責任とか言ってるけど、そんな簡単なものではなくて。
遊びに行って感染した人のせいで、助かるはずの命が助からないかもしれない状況なんだから。
まだまだ気を抜かずにやりましょう。

なんか、自分の中にある素敵な思い出まで汚されたみたいで、とても悲しかったです。

さあ、今日から9月だど。
がんばろー。
いきなり天気悪そうで、しょぼん、、。