2021/12/09 11:23
先日は、玉川太福さんの会を。
今年もホントお世話になったなあ、、。
こんな狭いところで聴けるのが、いつもしみじみ幸せで。
ちっぽけな店にお付き合いくださって、心から感謝。
最初の独演会は去年の12月。
会を重ねて6回目。
うれしい、うれしい。
毎回思うけれど、チカラいっぱいやってくださって。
お客さんみんな、ドカンと心を撃ち抜かれちまう。
終わったらすぐに
「次回はいつですか?」
なんて問い合わせがたくさん。
こんなありがたい事、ないです。
嬉しいなあ。
店では、音楽のライブもたまにやるけれど。
いらっしゃるミュージシャンが口を揃えておっしゃる。
「ここは、音の響きがいいね。」
、と。
浪曲にも、その音の響きが如何なく発揮されているんだろうなあ。
とても良いんだ。
店の造りに感謝。
太福さんの声、みね子師匠の三味線、鈴さんの三味線。
もー、胸がいっぱいになる素晴らしさ。
この日も、聴きたかった演目ばかり。
亡くなられた吉右衛門丈を偲んでの「天保六花撰 河内山と直次郎」
新作「サカナ手本忠臣蔵」
どちらも、良かったなあ、、。
「天保六花撰」は歌舞伎で観たいなあ、、って思った。
中村吉右衛門。
2度ほどしか観られなかったけど、かっこよかったよなあ。
「サカナ手本」は太福さんが作られた仮名手本のパロディ。
忠臣蔵に出てくる人、みんな魚になっていて、なんだかかわいい。
太福さんも体全体で表現されてて、可笑しくて可笑しくて。
しかし、こんなに忙しいのに、いつ作っているんだろう、、と戦慄。
努力し続ける人の凄さを目の当たりにすると、気が引き締まるヨ。
オイラもホントに頑張らなきゃ、、。
そして、「中村仲蔵」。
志の輔師匠、伯山先生。
いろいろな「看板」が、ここぞという時に披露されるネタ。
「おお、これを浪曲で聴けるなんて、、」とわくわく耳を傾けたが、まあ凄いのなんの。
ビリビリ、シビれまくった。
いつも思うんだけれど。
他のジャンルで聴いていた演目が、太福さんが話されると、表現が分厚くなるというか、、。
幾重にも膨らんで発せられるというか。
そして、その声で心と体を揺さぶられてしまうので、ドキリとするほど感動してしまうことが多い。
また、「ガーッ、ガーっ」と大きなだけではなく、細やかな表現にもぐぐっと引き込まれてしまう。
それは、みね子師匠の三味線もしかり。
間というのを絶妙にコントロールされて弾かれるから、たまらない。
完全に、太福さんの声と掛け算になって客席に届く。
いやー、、素晴らしいにもほどがある。
いつも、驚いてしまう。
とにかく、胸がいっぱいになる「中村仲蔵」でした。
終わったとき。
「あー、これで思い残すことなく年が越せる、、」
なんて、訳の分からない感想を抱いたもの、、。
アタマも感性も混乱しちゃったんだろな。
やたらめったら会をやって、様々な演芸に日常的に触れているのに、あまりこんな満足感はないです。
すごい、すごい、、。
あー、カミさんに聴かせたい、、母ちゃんに聴かせたい、、しみじみ思いました。
子どもにも聴かせたい。
どんな感想抱くやら。
良いものを沢山吸収して成長して欲しいなあ。
毎回、3席お願いしているんですが、太福さんの魅力を余すところなく味わえるので、この3席ってめっちゃ意味があるんだなあ、、としみじみ。
(今さらか!)
今後も、どうぞよろしくお願いいたします。
さ、そして7回目が決まりましたよ!
2022年2月17日(木)19時開演
「第7回 玉川太福独演会inゆにおん食堂」
木戸銭3000円
です!
この会は、伊丹明師匠が曲師としていらっしゃいます!
明師匠も楽しみーー!
電車の話がしたいなあ(⌒∇⌒)
打ち上げやれたら嬉しいんだけどなあ。
ご予約tearoom.union@gmail.comまでお願いいたします!!
さ、今日は貸切。
明日もだ。
がんばろー!