2024/12/04 00:36

もう、亡くなる方が多くて。

心の中が大渋滞。

ゆっくり振り返ってもいられない。

生きていくうえで、人の死は避けられないから。

今後たくさんの方とのお別れがあるわけで、、

ますます重たくしんどくなるだろうと思うと、げんなり。

でも、それを乗り越えなきゃいけないんだよなあ。


先日亡くなった詩人・谷川俊太郎さん。

92歳

大往生だ。

濃密な人生。

素晴らしい。


日本に生まれた人で、氏の言葉に触れたことがない人は居ないんじゃないか。
もともと好きだったけれど、はるが生まれてからは更に好きに。
はるに読ませようと書店や図書館に行くと「作・谷川俊太郎」の子供向けの本がめちゃくちゃ多いんだもん。
また、どれも素晴らしくて。
いっぱい読んだなあ、、。

そして、フットワークの軽い谷川さんは様々なイベントに出ていらして、「会いに行ける」偉人・レジェンドだった。
時間が合えばいろいろな所へ出かけ、谷川俊太郎の言葉に聴き入った。
だって、谷川俊太郎のポエトリーリーディングなんてすごくない?
ホンモノが生で観られるんだよ?
行かなきゃソンソンって。
ひょいひょい出かけていた。

ライブで発する言葉ももちろん美しく。
ハッとすることがたくさんあった。
青山ブックセンターなんか、何度出かけたろう。
いつだって、興奮して帰ってきた。
企画してくださった方に感謝だなあ。

だいぶ前。
母が佐野洋子さんにドハマりしたことがあった。
母は今も変わらず佐野さんが大好きなのだが、その魅力の虜になった時、「これを読め、あれを読め」、まーうるさかった。
薦められたエッセイを読んではみるものの、私自身はあまりピンと来ず。
(『百万回生きたねこ』は大好き。ものすごい傑作!でも、エッセイは女性にピントが合っていて、俺にはあまり分からなかったんだよなあ)
あー、、谷川俊太郎さんの元奥さんなんだね、くらいのイメージ。
でも、あんまり母が心酔しているモンだから気になって、谷川さんにお目にかかった時に尋ねたことがあった。

「佐野洋子さんって、どんな方でしたか?」

と。

「うーん、、」

と恥ずかしそうに笑って。
ちょっと考えてから私の目をじっと見て話してくださった。
(振り返れば、谷川さんはいつだって目をしっかり見て話して下さった。哲人の目にいつだって吸い込まれそうになった)

「僕の、前の奥さんでね。」
「すごい、、才能のある人でした。」
「僕にとって、、とても、、大切な人です。」

と。

男女、夫婦、そんな枠では計れない、人としての絆。
それをひしひし感じて。
心にストンと落ちて。

「ああ、、素晴らしい方に出会えたんですね、、」

と返すのが精一杯だった。
なんか、打ちのめされてしまった。

今思い出しても、素敵な記憶。

こんな瞬間を、これからもいっぱい感じて生きたい。

他にも色々なことをお話ししたんだけれど、、。
忘れてしまっている。
ものすごく勿体無い。
結局、人間は忘れてしまうものなんだ。
だから、その瞬間瞬間を切り取っておかなきゃいけない。
二十億光年の孤独だ、まるっきり。
くしゃみしちまう。

これからも会いたい人、会える人にはどんどん会っていこう。
そのために時間を作らなきゃ!
仕事頑張ろ!
借金返さなきゃ!
いつか、また自由に動き回れるその日まで、頑張ろ!

あー、働かなきゃ、、いつもそれに収斂される。
わーんわーん。
がんぱろー(;´Д`)

さ、明日もよろしくお願いいたします!
ランチのオープンがちょっと遅くなります。
夜はお席少なくなっていますので、ご連絡くださいませー!